世界で最も患者が多い病気、歯周病の謎

歯周病は2001年のギネスブックに載ったことがあるほど、患ってる人の多い病気です。

実は歯周病は完全に解明されていない部分が多く、謎に包まれた疾患でもあります!

歯周病の謎

歯周病は細菌によって引き起こされる病気です。

P. gingivalis(ギンギバリス)と言う細菌が原因菌という事までは分かってますが、この菌がどのようにして歯周病を引き起こすのかが分かっていません。。

インフルエンザや病原性大腸菌0-157などによる感染症の場合は、原因となるウイルスや細菌が存在し、それらが健康な人の身体に入って感染してしまうと病気になります。

しかし、歯周病の人と歯周病にかかっていない人の口の中の細菌を調べてもほぼ同じ菌が見つかります。違いは数と各種細菌の比率くらいです。

もちろんP. gingivalisも健康な人の口の中からも見つかります。

なぜ、同じ菌を持ってるのに健康な人と歯周病の人がいるのか…?

その理由は未だに解明されていません。

歯周病について分かっていること

歯周病は予防不可能ではありません。

歯磨きが不十分で口の中にプラークが多いと歯周病になりやすい事は証明されています。

反対に、プラークが少なくきれいに磨けていると歯周病になりにくい事も分かっています。

しっかり磨けているかどうかは、歯科医師や歯科衛生士でないと判断できません。

自分ではしっかり磨いているつもりでも、磨けていない事もあるので、最低でも年に1回は歯医者さんに行ってチェックしてもらって下さい。

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