0歳から考える歯並び その1

小児歯科

「歯並びは歯が生えそろってから考えればいい」

そう思っている方がほとんどだと思います。

しかし、0歳からしっかりお口の発達をさせてあげることが、将来の歯並びに大切なのです。

何でも舐める,口に入れる

赤ちゃんは玩具でも指でも何でも舐めようとしたり、口に入れようとします。

これは将来ご飯を食べるための摂食・嚥下の訓練をしているのです。

この時期に重要なことは、舌や唇の感覚を発達させることです。

固いもの,柔らかいものなど色々なものを舐めさせたり口に含ませることで、舌,唇の感覚に色々な刺激を与え、発達していきます。

もし不十分だと…

汚いからといって、あまり舐めさせたり口に入れないようにしたり、特定の玩具だけを齧らせたりすると、お口の発達が不十分になってしまう事があります。

そうなると、成長して食べ物を食べるようになった場合でも、唇を閉じられなくなる“口唇閉鎖不全”になったり、舌の動きが不十分な“舌突出癖”になってしまう恐れがあります。

生まれたばかりの赤ちゃんは舌を上下にしか動かせません。

色々なものを舐めることで、舌の筋肉がつき複雑な動きができるようになります。

赤ちゃんの舐める行為はとても重要なことなのです。

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