口内炎の治療

口内炎は口の中の粘膜疾患の中でも最もポピュラーなものです。口唇や舌の先にできた口内炎は食事や喋る時の刺激で強い痛みを伴い、生活に支障をきたします。

口内炎の原因

実は口内炎の原因も根本的な治療法もまだ解明されていません! 

尖った歯や入れ歯が粘膜にあたったり、ストレスや睡眠不足,ビタミン不足で起こるとされています。しかしながら同じ条件でも口内炎ができる人とできない人がいたり、同じ人でも口内炎が発生する場合としない場合があるなど、不確定要素が多くあります。

一応、下記のようなモデルが考えられています。

口内炎の治療法

口内炎は治るまで痛いのを我慢しつづけている方も多いと思います。口内炎の特効薬というものはまだ開発されていませんが、痛みや症状を軽減させたり治癒を早くする方法はいくつかあります。

塗り薬(処方薬) 

 ステロイド系の軟膏を塗布します。油性の成分で傷口を保護し痛みを抑えます。口の中の唾液で流れてしまうため、一日に数度塗りなおす必要があります。 

噛んだり、ヤケドした傷からできる口内炎にオススメです。

貼り薬(市販薬) 

絆創膏のように口内炎に直接貼るタイプのお薬です。上手く貼ることができれば口内炎を保護し非常に効果的です。しかしながら場所によっては貼ることができなかったり、舌などのよく動かす部位は貼ってもすぐ取れてしまいます。

うがい薬(市販,処方) 

口の中にプラークやバイ菌が多いと炎症が酷くなり治癒も遅くなります。お口の中をきれいに保つことが早い回復につながります。

漢方薬 (市販,処方)

半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)・黄連解毒湯(おうれんげどくとう)・立効散(りっこうさん)等が口内炎の症状改善に効果があると言われています。

半夏瀉心湯と黄連解毒湯はストレスによって引き起こされる症状に効果がありますので、ストレスが溜まると口内炎ができやすい人にオススメです。

ビタミン剤

ビタミンB、ビタミンCが不足すると口内炎ができやすくなり、治癒も遅くなります。バランスの取れた食生活を心がけることが大切ですが、不足しがちなビタミンはサプリメントで補いましょう。

ビタミンのサプリメントは色々なメーカーから出ています(百均でも売ってます)。ビタミンCは酸味が強く口内炎にシミる場合がありますので、カプセル入りがオススメです。

カプセル入りのビタミンC

消毒薬の塗布(院内専用)

ヨードやクリスタルバイオレットを含む消毒薬は皮膚や粘膜に付くと色素が染み込みなかなか取れません。この効果を利用して口内炎の表面に薄い膜をつくり刺激から保護します。

麻酔薬の塗布(院内専用)  

麻酔薬を塗ると神経が麻痺するので痛みを感じなくなります。食べる事ができないくらい痛い時や、仕事等でどうしても喋らないといけない時に痛みを抑えたい方には、麻酔成分入りの軟膏をお出しします。ただし、痛みが無くなっても治った訳ではないので、無理をしてしまうと余計に悪化してしまう事があります。

ハーブ等の民間療法  

ティーツリーオイル等の抗菌,抗炎症効果のあるアロマオイルを口内炎に塗布したり、水に溶かしてうがいすると効果があると言われています。アロマオイルは医薬品ではないので使用には十分注意してください。

他にもアロエの果肉の汁などが口内炎に効果があります。

自律訓練法  

試験前などで、過度に緊張すると交感神経が優位になり唾液が減少します。口内炎が悪化し治癒が遅くなってしまいますので、リラックスしてストレスを緩和することが大切です。

自律訓練法は自律神経のバランスを整えてリラックスするトレーニングです。これをマスターすることによりリラックスし口内炎の治癒促進に役立ちます。詳しい訓練法は下記のホームページに載っているのでご参照ください。

【NHK健康チャンネル】【自律訓練法のポイント】自律神経のバランスをとりリラックスするトレーニング
体の面からリラックスする方法のひとつ「自律訓練法」は、自律神経のバランスをとるトレーニングです。自分の体に暗示をかけるようにして、交感神経と副交感神経のバランスをとっていきます。体をリラックスさせるのに効果的な自律訓練法の行い方をご紹介します。

長期間治らない口内炎は要注意!

上記に数々の口内炎の対処療法を書いてきましたが、ほとんどの口内炎は1~2週間でキレイに治ります。しかし下記のような場合は要注意です!

  • 大きさがずっと変わらない
  • だんだん大きくなってきている
  • 数が日に日に増えている
  • 出血が常に続いている

なかなか治らない口内炎はウイルスや真菌(カビの一種)によるものがあります。他にはエイズなどの免疫の病気や、がんなどの腫瘍の可能性もありますので歯科や口腔外科耳鼻科などの医療機関を受診してください!

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