歯ぎしり,食いしばりは本人では自覚しづらく、就寝時に家族に指摘されたり、歯の痛みで歯科を受診した際に歯医者さんから言われて気づく事が多いです。
歯ぎしり、食いしばりの影響
歯ぎしり,食いしばりは下記のような影響が出ます。初期のうちは自覚症状はありませんが進行すると痛みで食事をとる事も難しくなってしまいます。
治療方針
1、マウスピースの作成
最初にマウスピースを作って歯とアゴの関節に負担がかからないよう保護します。
2、日中の食いしばりを自覚し予防する
マウスピースだけでは歯ぎしり,食いしばりは改善しません。根本的に治療するためには、自覚してもらう必要があります。
正常な場合の上の歯と下の歯が接触する時間は、1日20分程度と言われています。食事と会話の時以外に歯を接触させていると食いしばってしまうので、できるだけ歯を接触させない訓練をします。
食生活や噛み方に問題があるようなら、正しい食生活,噛み方についてご説明いたします。
3、夜間の歯ぎしり,食いしばりを自覚し予防する
日中の食いしばりが無くなれば、夜間の歯ぎしり,食いしばりも改善する場合があります。もし改善がみられない場合は、マウスピースが歯ぎしり食いしばりによって、どれだけ削れているか目で見て確認し、実感する事が改善の第一歩です。