アイスや冷たい飲み物を飲んだ時に歯がキーンとしみる事はないですか?
虫歯でもないのに、歯がしみる事を知覚過敏と言います。
知覚過敏の原因
健康な歯であれば、よほど冷たい物を食べたり飲んだりしない限りしみる事はありません。しかしながら
- エナメル質が欠けていたりヒビが入っている
- 歯茎が下がって歯根がむき出しになっている
- 歯の磨きすぎや酸蝕歯で歯が薄くなっている
などで、歯の中にある象牙質に冷たい刺激が届いてしまうので、しみてしまうのです。
なぜ象牙質はしみるのか?
象牙質も歯の組織でそれなりの硬さを持っています。
それなのに、なぜしみてしまうかと言うと、象牙質には無数の小さな穴が開いているためです。
こちらの画像は象牙質の表面から歯髄にかけての模式図です。
象牙質にあいた無数の穴(象牙細管)の先には象牙質を作る細胞(象牙芽細胞)と歯髄があるので、この穴を通して冷たいものなどの刺激が伝わってしまうのです。