「子供が食べ物を好き嫌いして困る…」
「どうやっても野菜を食べてくれない…」
こんな悩みを抱えている、お父さんお母さんは多いと思います。
今回は食べ物の好き嫌いについて説明します。
好き嫌いの原因は?
好き嫌いがなぜ起こるのか、それはまだ完全には解明されていません。ですが、主に
- 心理的な原因
- 習慣的な原因
- 味覚による原因
の3つの原因があります。
心理的な原因とは
子供の頃に給食を残して先生に怒られたり、食べたら吐いてしまい恥ずかしい思いをした、などなど。
このように、つらい経験の記憶と食べ物が結びついてしまい、食べ物を嫌いになってしまうことがあります。
習慣的な原因とは
食べ慣れていない物は美味しく感じることができずに、嫌いになってしまうことがあります。
外国人が納豆を食べられなかったり、日本でレバーペーストが苦手な人が多いのも小さい時から食べていなかったからです。
味覚による原因とは
子供は大人と比べて味覚が敏感です。中には大人の2〜3倍以上も敏感な子もいます。
このような子は、苦味も敏感に感じ取ってしまうので、苦味を含む野菜や果物は苦手でほとんど食べることができません。
苦味が倍増した野菜や果物を想像してみてください。これらを無理に食べろというのはかなりキツいですよね…
味覚が鋭すぎて好き嫌いをしている子は、調理法を工夫してもなかなか食べることができません。
野菜ジュースも飲めないので、苦味の無いジュースで薄めるなど、苦味を薄める方法が有効なことがあります。
また、味覚は年とともに衰えていきます。子供の頃は敏感でも大人になると普通くらいになることもあるので、気長に待ってあげてください。