スポーツドリンクは水分&栄養補給にとても効果的ですが、大量の砂糖が入っているため、歯には良いものではありません。
では砂糖不使用のアクエリアスゼロならどうなのか?
アクエリアスゼロの甘味料
アクエリアスゼロに使用されている甘味料は
- アセスルファムK
- スクラロース
の2種類です。
どちらも虫歯の原因菌(ミュータンス菌など)が利用できない非う蝕性の糖なので、甘味料が虫歯の原因になる事はありません。
アクエリアスゼロのpH
歯のエナメル質はpH5.5以下になると溶けだしてしまいます。
ではアクエリアスゼロのpHはどうなのか?
色々調べたのですが、アクエリアスゼロについてハッキリと書いてあるサイトはありませんでした。(砂糖入りのアクエリアスはpH3.5程度ですが…)
恐らくはアクエリアスとそう変わらないと思います。
なぜなら清涼飲料水の大半は酸性だからです。
砂糖を水に溶かして飲んでみると分かりますが、甘ったるくてゴクゴク飲めるものではありません。
清涼飲料水メーカーは甘さに酸味などの風味を加えて美味しく飲めるようにしているのです。
アクエリアスゼロにもクエン酸やクエン酸ナトリウムといった化合物が含まれています。
これらによりアクエリアスやポカリスエットと同じpH3.5程度の酸性であると思って間違いないでしょう。
まとめ
アクエリアスゼロは単体では虫歯の原因にはならないけれども、pHが低いので虫歯を悪化させたり歯を溶かし酸蝕歯になる可能性がある。
と言えます。
通常は食べ物や飲み物を飲んで口の中が酸性になっても、唾液により薄まってしまうので、虫歯になりにくいようになってます。
しかし、頻繁に酸性のアクエリアスゼロを飲んでいると、口の中がずっと酸性になり、歯が溶けてしまい虫歯にもなりやすい環境になってしまいます。
もし口の中に虫歯や磨き残しのプラークが付いていたら、虫歯をどんどん進行させてしまう事になります。
スポーツ時や発熱や脱水症の時などの緊急時は別として、砂糖不使用だからと言って、水のようにこまめに飲むのではなく、飲む時間と量を決めておいしく飲みましょう!