乳歯の数が少ない!?乳歯先天欠損の割合と永久への影響

乳歯がなかなか生えてこず、1歳6ヶ月健診や3歳児健診などでで、乳歯の先天欠如が見つかることがあります。

乳歯が元々無い子の割合はどのくらいなのか?

永久歯は生えてくるのか?

気になる保護者の方も多いと思い、調べてみました!

乳歯の先天欠如は珍しい!?

『乳歯列における癒合歯,ならびに先天性欠如歯の臨床的検討』という論文によれば

3043人の幼児を調べたところ、乳歯の先天欠如は7人しかいなかったそうです。

これは確率にすると0.23%で、男女別では男児3人,女児4人で男女差はほぼありません。

欠如の本数は7人とも1歯のみで、2歯以上欠損した人はいなかったそうです。

永久歯は生えてくるのか?

そして、この7人のうち欠如した乳歯の下から普通に永久歯が生えてきた子は…

なんと0人でした。。

内訳は、永久歯も欠如してた子が5人,癒合歯という不完全な永久歯が生えてきた子が2人でした。

癒合歯というのは、隣の歯とくっついてしまっている歯の事で、一部だけくっついてる場合もあれば、完全にくっついて1つの大きな歯のように見える場合もあります。

まとめ

乳歯の先天欠如は数百人に1人の割合なので、正確な割合を調べるためには莫大な人数を調べなければならないため、あまり研究が進んでいません。

ですが、通常の永久歯が生える可能性はかなり低いと思いますので、

もしお子様が乳歯の先天欠如である場合は、定期的に歯科に通い

「下に永久歯があるのか」「癒合歯なのかどうか」「癒合歯の場合、永久歯の大きさはどれくらいか」

をレントゲンを撮って確認した上で、今後の治療方針を決めた方が良いと思われます。

※先天欠如の治療方法については、他の歯科医院ホームページに詳しく書いてあるものがたくさんあるので割愛いたします!

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