歯にステイン(着色汚れ)が付きやすい人とそうでない人は何が違うのか?

その他

歯科医院で歯石を取る際に、歯医者さんからミラーで歯の裏側を見せられて、お茶やコーヒーのステイン(茶渋)だらけだった事はありませんか?

他にも、いつも決まった部位にステインがついてしまう方もいます。

ステインはどういう場合に歯についてしまうのか…?

ご説明します!

ステインが付きやすい人 その1〜唾液が少ない〜

唾液は歯の汚れを洗い流します。ストレスや病気で唾液の出が少なく、ドライマウスになっている場合は、流れずに飲み物や食べ物の色素が残ってしまいステインになってしまいます。

普段から口の乾きをお茶やコーヒーなどの色素の多い飲料で潤していると

お茶など飲む→口の中が乾く→再び飲む→乾く

をエンドレスに繰り返してしまい、ステインがどんどん歯に塗り重ねられていきます。

口が渇いてしまう方は、水か口腔保湿剤を使用をオススメします。

ステインが付きやすい人 その2 〜口呼吸,ポカン口〜

口呼吸もポカン口も常に口が開いて、外気に触れている状態になります。

たとえ、唾液が十分に出ていたとしても、前歯の表面は乾燥してしまうのでステインがついてしまいます。

口呼吸、ポカン口のステインの付き方の特徴は、前歯の先端付近にステインがよく付きます。前歯でも唇で隠れている所には付きにくいです。

口呼吸してしまう方は、鼻呼吸をこころがけ、鼻に鼻炎などの問題がある場合は耳鼻科を受診しましょう。

唇が無意識のうちに開いてじまうポカン口の場合は、唇を強く閉じる訓練で口の周りの筋肉を鍛えることで改善します。

ステインが付きやすい人 その3 〜歯の凹凸が大きい〜

主に歯の裏側によくステインがつく方に見られます。

歯(特に前歯)の裏側は凹凸があります。人によってはかなり凹凸が深い方もいます。そのような場合、凹んでいる部分は歯ブラシが届きづらいので、ステインが蓄積されてしまいます。

ヘッドの小さい歯ブラシやタフトブラシでしっかりブラッシングすればステインの沈着を防ぐ事ができます。

ただし、どうしてもブラシでは届かない所もありますので定期的に歯科で歯の清掃をしてもらって下さい。

まとめ

ステインが付かないために大切なことは、歯みがきと歯や口を乾燥させない事です。

時々、荒い研磨剤が入った歯磨き粉が売っているのを見かけます。そのような製品を使えば、確かにステインは取れるのですが、歯を傷つけ余計に汚れが付きやすくなってしまうので注意してください。

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