横浜市の認可保育園では春と秋の2回の歯科健診があります。
今は、秋の歯科健診のシーズンなので、松川歯科医院でも毎週歯科健診に行っています。
さて、最近は虫歯の数が減っていると言われていますが実際、保育園での虫歯の子供はだいたい2割くらいです。
歯と歯の間の虫歯が増えた理由
その2割の子供の虫歯の多くは歯と歯の間に見られました。
乳歯は永久歯より、歯と歯の間に虫歯ができにくいです。
というのも、歯は生えたら大きさは変わりません。
2歳半〜3歳で乳歯が生え揃った後は、歯の大きさは変わらず、顎はどんどん成長して大きくなるので、歯と歯の間に隙間ができてきます。
隙間があれば、歯と歯の間に食べカスが溜まることがないので虫歯ができにくいのです。
しかし、顎が小さかったり歯が大きかったりすると、4〜5歳になっても隙間ができずに、歯と歯がピッタリくっついている状態になります。
そうなってしまうと、歯の間に食ベカスが溜まり虫歯になりやすくなります。
最近は顎が小さい子が増えている傾向にありますので歯と歯の間に虫歯ができてしまうのです。